スキンケア豆知識

『毛髪の構造とヘアケア製品』まとめ!化粧品検定まであと4日!勉強備忘録

毛髪の構造

毛髪は頭皮だけでも約10万本存在するとされています。
毛髪の主な成分はケラチンというたんぱく質の一種です。ケラチンタンパク質が80~90%を占めます。
水分は12~13%、メラニン色素が3%です。
ケラチンタンパク質には「シスチン」というアミノ酸が多く含まれています。髪は内部に水分があり、髪がダメージを受けると水分保水力は弱まりますが、NMFが水分量を一定に保つ働きを担っています。

毛髪の構造

皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚内部に入り込んでいる部分を毛根といいます。

毛孔:毛髪が生えてくるところ。
毛包:毛根を包み、皮膚にしっかりと毛髪を固定している。
皮脂腺:皮脂を分泌する部位。
毛乳頭毛髪成長を担う司令塔。毛髪へ栄養分を供給するために毛細血管が入り込んでいる。
毛母細胞:毛乳頭や血液から栄養酸素の供給を受け、分裂を繰り返すことで毛髪を形成する。

毛髪の断面

毛髪はうろこ状の膜「キューティクル」、弾力性のある「コルテックス」、芯にあたる「メデュラ」の3層から成り立ちます。

キューティクル:ケラチンと呼ばれる無色透明の硬いタンパク質でできています。毛先に向かってウロコ上に重なり合い、コルテックスのタンパク質水分を逃がさないようにしています。非常に薄い膜で乾燥や摩擦に弱いです。
コルテックス:毛髪の大部分を占め、繊維状の細胞からできています。弾力性に富み、この層の状態が太さ強さなど毛質に現れます。
メデュラ:毛のほぼ中心にあるやわらかい部分で、繊維状にならない個々の細胞が積み重なるようにしてできています。
メラニン色素:コルテックス内にあり、毛髪のを決める色素です。

毛周期と脱毛

頭皮の毛髪は1か月におよそ1cmずつ伸びます。1本あたりの寿命は5年前後と言われています。毛の生え代わりを毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。

成長期初期:毛乳頭を抱え込んだ毛母細胞が分裂・増殖を繰り返し成長していきます。
成長期(5~6年):毛球の中では毛乳頭が盛んに栄養を取り込み、毛母細胞へ供給し毛が伸びて太くなります。
退行期(2~3週):毛母細胞の分裂が止まり、毛球が収縮して毛根が上に押あげられます。毛乳頭は毛根から離れていきます。
休止期(2~3か月):毛乳頭は丸くなり次の毛芽(毛母細胞のもととなるもの)は活発になるまで待機します。毛髪が自然に抜け落ちるまで2~3か月かかります。

異常な脱毛
毛周期が乱れ、成長期の毛髪が一定期間に満たないまま成長をやめ、退行→休止→脱毛と至ってしまう状態
自然な脱毛
一日に抜ける本数は数40~70本で、一定期間の成長が過ぎると毛根は細胞分裂をやめる

毛髪にダメージを与える要因

:乾いた状態では180℃でタンパク質に変性を起こします。湿度70%では70℃から、湿度97%では55℃から変性が起こります。
摩擦:毛髪を乾かさずに寝ると、摩擦でキューティクルがはがれてしまいます。
アルカリ:毛髪はpH4.1~4.7の弱酸性のためには強いですが、アルカリに弱くpH12で溶けはじめます。ヘアカラーやパーマなどのアルカリ剤の影響で、キューティクルが溶け、髪の毛が1回で0.03mm細くなるといわれます。
紫外線:キューティクルを構成するタンパク質を変性させ、ダメージが進むと毛髪内部が空洞化します。

毛髪トラブル

白髪

原因:加齢による白髪は30代で増え始めることが多いです。遺伝により白髪ができやすい場合は10代でも増えることがあります。ストレス、薬の副作用、栄養不良などでも増えます。
ケア:マッサージで頭皮の血行を促し、毛根の色素形成細胞を刺激します。

パサつき・切れ毛

原因:無理なブラッシングとブローでキューティクルがはがれてしまいます。パーマやカラーで髪内部のタンパク質が溶けだしても起こります。紫外線や乾燥の影響で水分を失った場合も起こります。
ケア:キューティクルを傷つけないよう丁寧に扱い、トリートメントなどでうるおいを値ながら撥水性が得られるヘアコート剤などで保護します。

フケ・かゆみ

原因:頭皮は皮脂分泌量が多く、皮脂や汚れがたまりますいので、雑菌が繁殖しやすく、フケやかゆみの原因になります。ストレスにより皮脂分泌量が増えることがあります。ターンオーバーが活発な思春期ほどフケが出やすい傾向にあります。乾燥によってもかゆみを感じます。
ケア:シャンプーのとき頭皮をしっかりもみだすように洗い、すすぎをしっかりと行います。頭皮が脂っぽい場合、引き締め効果、殺菌効果のあるヘアトニックなどで地肌をすっきり整える方法も。乾燥している場合は、水分油分を補います。

薄毛

薄毛(男性型脱毛症)は、局所から進行するのが特徴です。発症年齢は女性よりも早く、15~25歳くらいで発症する「若年性脱毛症」も多くみられます。遺伝的要素も強く、毛周期が短縮し、毛が生え代わりながら軟毛し、脱毛部の頭皮がかたくなってきます。毛髪密度は150~300本/㎠程度。
女性型脱毛症は、全体的に薄くなっていきます。発症年齢は男性より遅く、40代以上が一般的です。脱毛が進行するにつれ休止期が長期化し、毛髪密度が220本/㎠(健常者)から160本/㎠程度に低下します。太さも、85㎛が70㎛程度に細くなります。(原因は、老化、ダイエット、ストレス、女性ホルモンの減少、冷え性、低体温、過剰な洗髪、髪のからまりによる抜け毛など。)

円形脱毛症は、男女年齢関係ありません。女性が多く、25歳以下の人に現れやすい傾向にあります。別の場所にもできる多発性のものや、すべての毛が抜けてしまう悪性のものもあります。(原因は、精神的ストレスによる自己免疫の過剰反応など)

薄毛の原因

男性ホルモン:毛根が本来もっているエネルギー生産や発毛の機能が低下すると、髪の毛が徐々に40㎛未満のうぶ毛になり、最終的に見えなくなります。
遺伝:男性ホルモンとの関係が指摘されています。男性ホルモンの影響を受けやすい体質の遺伝により、薄毛が起こるとされています。
ストレス:ストレスが蓄積されると自律神経が不安定になります。その結果血行が悪くなり、栄養が毛根へ運ばれなくなるため、毛が細くなったり脱毛の原因に。
血行不良:毛根は頭皮を流れる血液から栄養を補給し、それにより毛母細胞が活発に分散し、健康な髪が掲載されます。頭部の血行が悪くなると栄養が毛根へ運ばれず、脱毛の原因に。
頭皮の汚れ:フケや皮脂などの汚れは毛孔にたまりやすく、その汚れが酸化すると、毛根部で炎症を引き起こします。この炎症が毛母細胞の死を誘発し、脱毛の原因になります。

まつ毛の脱毛周期
まつ毛の毛周期は1サイクルが3~5か月で、成長期が4週間、休止期が4か月といわれ、この役2倍の長さであるとの報告もあります。
1日役0.1mm~0.18mm伸び、1カ月で3mm~5.4mmしか伸びません。
上のまつ毛の成長期毛率が41%、下まつ毛の成長期毛率が15%と言われています。

ヘアケア化粧品

シャンプー

毛髪と頭皮の汚れには、皮脂や汗、フケ、外からついた汚れ、ヘアスタイリング料などがあります。シャンプーはフケやかゆみを抑える働きをします。
頭皮に必要な皮脂や水分を取りすぎないことも必要です。
シャンプーの主成分は、水と界面活性剤です。

アニオン型

石けん系
洗浄力:強
刺激:比較的弱い
メリット:アルカリ性で洗浄力が高い。生分解性にすぐれ環境にやさしい。
デメリット:ごわつき、きしみを感じやすい。ぱーまが取れやすく、ヘアカラーの退色が早い。
成分:名前に「石けん用素地、石けん素地、純石けん、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム」などがつくもの。ステアリン酸Na、バルミチン酸Kなど

高級アルコール系
洗浄力:中~強
刺激:比較的弱い
メリット:泡立ちがよく洗浄力が高い。
デメリット:脱脂性が強いものがある。
成分:名前に「~硫酸」などがつくもの。ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウリル裕硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸TEAなど

アミノ酸系
洗浄力:弱~中
刺激:弱い
メリット:弱酸性で低刺激。髪のタンパク質を守りながら洗浄できる。
デメリット:泡立ち、洗浄力が弱く、強固な汚れは落としにくくぬるぬるとした感触がでる場合がある
成分:名前に「~グルタミン酸、アラニン、グリシン」などがつくもの。ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンK、ラウロイルグルタミン酸K、N-アシグルタミン酸塩など

タンパク質系
洗浄力:弱~中
刺激:弱い
メリット:弱酸性で低刺激。髪のタンパク質を補いヘアカラーの退職を抑制しながら洗浄できる
デメリット:泡立ち、洗浄力が弱く、強固な汚れは落としにくくしっとり感が強く出る場合がある
成分:名前に「~加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン、加水分解シルク」などがつくもの。ココイル加水分解ケラチンK、ココイル加水分解コラーゲンK、ラウロイル加水分解シルクNaなど

両性イオン型

ベタイン系
洗浄力:やや弱い
刺激:弱い
メリット:安全性が高く低刺激
デメリット:泡だち、洗浄力がやや弱い
成分:名前の最後に「~ベタイン」とつくものなど。コミカドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸べた審、ココアンホ酢酸Naなど

リンス・コンディショナー・トリートメント

傷んだ毛髪の光沢・感触・質感・扱いやすさなどを改善する目的で使用されます。カチオン型界面活性剤がつかわれる場合が多く、キューティクルなどに吸着して髪を柔らかくし、くし通りをよくします。
髪がいたみ、キューティクルがはがれている部分はカチオン型界面活性剤の吸着量が正常よりも多くなります。

コシ・ハリ
加水分解ケラチン(毛髪の主成分。ハリ・コシを与える)
加水分解卵殻膜(ニワトリの卵殻膜由来。強い保護膜をつくる)

髪の毛の主成分である「ケラチンたんぱく質」に似た成分の「加水分解ケラチン」や、卵の殻の「加水分解卵殻膜」など、髪にコシがでそうな成分だなという印象で覚えました。

指通り向上
ジメチコン(合成。代表的なシリコーン油。髪のキューティクルを整えすべりをよくする)
ポリクオタニウム-10(合成。ポリマー。静電気防止効果やうるおいの皮膜をつくる)
セテアラミドエチルジエトニウムサクシノイル加水分解エンドウタンパク(キューティクルとキューティクルの間および、キューティクルの再表面に油膜を形成)

うるおいキープ・ツヤ
コレステロール(細胞間脂質の一種。髪のうるおいをキープし、弾力を与える)
セラミド3(細胞間脂質の一種。髪のうるおいをキープする)
ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI(髪に潤いを与え、まとまりを向上させる)

ノンシリコンとノンシリコーンでは意味が異なります。
ノンシリコンとは「シリコーンオイルが配合されていない」という意味です。
シリコーンオイルは毛髪に皮膜を張って手触りを滑らかにし、摩擦ダメージを減らすのにとても有効です。
非常に細かい粒子で洗髪ごとに洗い流されるため、毛穴につまらないことが分かっています。

育毛剤

育毛剤は、頭皮の働きを正常にして育毛促進や脱毛予防のために使用されます。
育毛剤は頭皮の血液循環を浴して毛包の働きを高めて脱毛を防止したり、フケやかゆみの予防に使用されています。
有効成分として血行促進剤、毛包賦活剤、抗男性ホルモン剤などが使用されます。

脱毛抑制

抗男性ホルモン剤
医薬品:AGA薬(フィナステリド)→脱毛スイッチが入るのを阻止し、脱毛を抑制

育毛

血行促進系
医薬品:ミノキシジル→毛乳頭を刺激し毛母細胞の増殖促進
医薬品:塩化カルプロニウム→血管を拡張し、血流量を増大させ、育毛を促進
ビタミンE誘導体→末梢血管を拡張して血行を促進する
センブリエキス(t-フラバノン)→毛髪を退行期へ移行させるTGF-βの量を減らし、毛成長を促進

毛包賦活系
ペンタデカン(酸グリセリド)(PDG)→休止期の毛乳頭を刺激し、発毛を促す
パントテニールエチルエーテル(ビタミンB5誘導体)→発毛に必要な酵素を活性化する
ヒノキチオール→抗炎症作用や新陳代謝活性作用、殺菌作用がある
アデノシン毛乳頭の奥深くに浸透し、発毛促進因子を発生させる

その他

フケ改善
ジンクピリチオン→抗菌、防カビ作用があり、雑菌の繁殖を防ぐ
ミコナゾール硝酸塩→フケのもとになるカビの繁殖を抑える
ピロクトンオラミン→殺菌作用は頭皮の皮脂分泌を抑える

かゆみ改善
アラントイン→消炎作用があり、頭皮の肌荒れを防ぐ。医薬品の創傷治療薬としても使われる
グリチルリチン酸2K→消炎作用があり、頭皮の肌荒れを防ぐ

ヘアスタイリング剤

毛髪を物理的に密着、固定させることで整髪をするためのものをヘアスタイリング剤、整髪料といいます。おもに油脂、保湿剤の粘性、高分子化合物の固化を利用します。

ヘアオイル

脂を主成分としており、毛髪に油分を補い、ツヤや滑らかさ、柔軟性を与えることを目的にしたものです。油溶性コラーゲンなど毛髪リペア成分を配合しているものもあります。

ヘアスプレー

液状樹脂をエアゾール容器に充填したヘアスタイリング剤。
髪の表面に噴霧して髪形を固定させるのが目的。
高いセット力と耐湿性のあるハードタイプや、毛髪同士の粘着性を柔らかくし再整髪が可能なアレンジタイプ、光沢をプラスするグロスタイプなども存在します。

ヘアミスト・ヘアウォーター

液体を髪に霧状に噴射して使用するもの。おもに毛髪にツヤや水分を与えたり、のちに使うヘアスタイリング剤の下地としてや、寝ぐせ直し、ヘアアイロンやドライヤーでヘアうタイルを作るためなどの目的として使われています。

ヘアフォーム

エアゾール容器から噴射したときに整髪成分が泡状になる整髪剤。手のひらに出した泡を髪に塗布します。ヘアスタイルを固定するのはもちろんですが、リンス成分や油分を配合してトリートメント効果を付与するものもあります。

ヘアワックス

剤型は油性、クリーム状のものをさし、粘り気のあるロウ状のものを指すことが多いです。毛先の動きを固定するなど、ナチュラルなセット力で広く使われています。

ヘアカラーリング

化粧品の染毛料(ヘアマニュキュア、酸性カラー、カラートリートメントなど)と美容院でおこなう、医薬部外品である染毛剤(ヘアカラー、白髪染めなど)とに大きく分けられます。

化粧品ヘアカラーリング剤

半永久染毛料(酸性染毛料)
特徴:酸性染料という色素を利用した「ヘアマニュキュア」や「酸性カラー」などと呼ばれている製品や、酸性染料とは違う色素を利用した「カラートリートメント」などと呼ばれている製品。
繰り返し染めても髪の傷みがあまりありません。
色持ち:ヘアマニュキュアの場合約2~4週間
染毛のメカニズム:ヘアマニュキュアの場合、一回の使用で色素(酸性染料)が髪の内部まで浸透して染毛。カラーリンスなどは日常使っていくうちに色素が髪の表面部に徐々に浸透し、髪を染める。
通称:ヘアマニュキュア、カラートリートメント、カラーリンス、酸性カラー

一時染毛料
特徴:顔料などの着色剤を毛髪の表面に付着させて、髪を一時的に着色するために、毛髪着色料とも呼ばれています。塗るだけなので手軽に使用でき、一度のシャンプーで洗い流せます。かぶれや髪の傷みがあまりありません。
色持ち:一日。洗い流すまで。
染毛のメカニズム:着色剤を毛髪の表面に付着さえて、一時的に毛髪を着色します。
通称:ヘアマスカラ、ヘアファンデーション、ヘアカラースプレー

医薬部外品ヘアカラーリング剤

永久染毛料(酸化染毛剤)
特徴:もっとも広く使用されているもので、一度でしっかり染まります。染毛力にすぐれ、シャンプーしても色落ちしません。有効成分の酸化染料が体質によってかぶれの原因になるため、使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験をしてください。
色持ち:約2か月間
染毛のメカニズム:有効成分の酸化染料が毛髪中に浸透し、毛髪中で参加して結びつくことで発色し、色を定着。酸化染毛剤には染色と毛髪の色素であるメラニンを脱色する2つの作用がある。
通称:ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め、おしゃれ白髪染め、ファッションカラーなど

永久染毛剤(非酸化染毛剤)
特徴:クリームタイプで、かぶれも少ない染毛剤。ただし脱色の働きがないため、黒または黒に近い色にしか染まりません。使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験をしてください。
色持ち:約1か月
染毛のメカニズム:毛髪中で鉄イオンと多価フェノールによって黒色の色素を作り出します。
通称:お歯黒式白髪染め

脱色剤
特徴:髪を明るい色にする脱色剤。毛髪の色素であるメラニンを脱色するものをいいます。酸化染料が配合されていないため、染料によるかぶれはありません。ただし過硫酸塩(脱色・脱染成分)を配合したものは、体質によってかぶれることがあります。
染毛のメカニズム:毛髪のメラニンを酸化脱色させる
通称:ヘアブリーチ、ヘアライトナー

脱染剤
特徴:染毛した毛髪から染料とメラニンを脱色するものです。酸化染料がほとんど配合されていないので、かぶれを起こすことはほとんどありません。
染毛のメカニズム:毛髪のメラニン及び染毛によって毛髪中に定着した色を脱色
通称:ヘアブリーチ