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美容成分用語集

セラミドとは|スキンケア用語集|【化粧品検定1級ママ】

skin-care-glossary

読み方

せらみど

セラミドの特徴

セラミドは、肌を雑菌から守る機能を持った保湿成分です。
一時的にうるおいを与える保湿成分とは違い、肌を本来のうるおい機能を整えます。

セラミドは、「スフィンゴ脂質」という特殊な脂質の1つです。角層細胞の間を埋めるセメントのような働きをする細胞間脂質の大部分は、このセラミドでできています。各層内部の水分を、しっかりと挟み込みとどめる性質を持ち、自身は脂質でありながらも水になじみやすいため、水と油がミルフィーユ状に交互に重なり合う「ラメラ構造」という独特な構造をつくり、化学物質や雑菌などの皮膚内への侵入や、肌内部の巣分が外に出て蒸発することを防ぐ「バリア機能」を強化します。

もともと肌にあるセラミドが、加齢や過度な洗顔などによって減少すると、バリア機能が低下したり乾燥や肌荒れを引き起こしたりします。セラミドを化粧品で補うと、各層内でラメラ構造を補修し、乾燥肌や敏感肌を改善したりする効果があります。


美容成分図鑑

セラミドの種類

ヒト型セラミド

人の肌にあるセラミドの構造に合わせて、酵母などから作ったもの

  • セラミド1(セラミドEOS)
  • セラミド2(セラミドNSまたはNG)
  • セラミド3(セラミドNP)
  • セラミド6Ⅱ(セラミドAP)
  • セラミド9(セラミドEOP)
  • セラミド10(セラミドNDS)

疑似型セラミド

セラミドの分子構造に似せて化学合成したもの。

  • ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド(=セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド)

植物型セラミド

米、こんにゃく、とうもろこし、ユズなどから中質したもの。

  • 米ヌカスフィンゴ糖脂質
  • ユズ果実エキス

動物型セラミド

馬などから抽出したもの。

  • ウマスフィンゴ脂質

セラミドの効果

  • 乾燥肌や敏感肌の改善
  • 保湿
  • シワ

セラミドの記述がある書籍

38歳からはじめたい リカバリー美容事典

著者の皮膚科医の吉木先生がオススメ成分の1位に挙げる「セラミド」は、美容液に配合されているだけで十分な保湿ができるそうです。

肌の水分を守っているのは、肌の中にある「セラミド」という物質です。(中略)セラミド配合の保湿美容液などで補うケアを取り入れて。(中略)肌の水分は油分でふたをされているのではなく、セラミドによって守られているので、究極をいえば、化粧水もはぶいてセラミド配合の美容液を一本つけるだけでも、十分な保湿ができます。(中略)「保湿はこの成分に注目!」1位はセラミド。角質細胞間脂質の薬40%を占める、肌の最強うるおい成分。水分をサンドイッチのように抱え込む性質があり、バリア機能を高める効果も。安全性が高く敏感肌にも使用可。表示名のうしろに数字がついているものがおすすめ。


38歳からはじめたい リカバリー美容事典 吉木伸子

オトナ女子のための美容化学 しない美容

スキンケアを科学で分析することで有名な、美容科学者のかずのすけさんも、おすすめの成分は「セラミド」だそうです。

Q・かずのすけさんが、美肌にもっとも有効な成分を1つ選ぶとしたら、なんですか?
A・ずばり、セラミドです。
セラミドは、肌バリアを維持するのにもっとも重要な成分。乾燥肌などはもともと皮膚のセラミドが不足しているのが原因ともいわれています。セラミドの中でもっとも効果があるのが「ヒト型セラミド」。セラミドはいろんな種類がありどれも効果的ではありますが、もっとも効果的なヒト型セラミドを選ぶ際には成分表に「セラミド2」や「セラミドEOP」などのように「セラミド」という言葉がしっかり書いてあるものを選びましょう。疑似セラミドや類似体は成分表にセラミドとは書いてありません。


オトナ女子のための美容化学 しない美容  美容科学者 かずのすけ

化粧品本体の裏に「セラミド」の文字が入っているだけでOKだそうです。

おうちケアで-5歳の肌になる美肌BOOK

人の肌と同じ構造である「ヒト型セラミド」を選ぶことをすすめています。

バリア機能を守るのに、セラミドが有効だそうです。

紫外線など、外からの刺激をブロックしたり、内側の肌のうるおいを逃さないようにするのが、肌のバリア機能。バリア機能が低下すると、水分を与えてもうるおいをキープできないので、乾燥しやすくなります。

また、刺激に敏感になり、ピリピリしたり、赤くなるなどの皮膚炎になることもあります。

(中略)バリア機能が低下すると、肌の内部に誇りやダニなどの刺激物質が侵入し、かゆみや肌荒れを引き起こします。かくことでかゆみがまし、角質層に傷ついて、さらに機能が低下するという、負のスパイラルに陥ります。

肌の敵は酸化と糖化。

肌に悪影響を与える原因として気をつけたいのが、肌をサビさせる酸化と、肌を焦げさせる糖化。(中略)抗酸化、抗糖化のスキンケアや食事で予防しましょう。

バリア機能をアップするのに欠かせないのが保湿。保湿ケアを取り入れて、うるおいをキープする肌を目指しましょう。

美容液で保湿

バリア機能を高めるのに効果的なのは、保湿成分配合の美容液でうるおいをあたえること。特に、保湿力が高いセラミド入りがおすすめ。

セラミド化粧品を選ぶ基準

人の肌と同じ構造で肌なじみのよい、ヒト型セラミド1,2,3が配合されたものを選びましょう。(ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸も保湿ケアにおすすめ)


おうちケアで-5歳の肌になる美肌BOOK

「セラミド」入りオールインワン

産後の肌はホルモンの関係で「セラミド」が急激に不足することがわかっています。

「セラミド」入りのオールインワンで保湿をすることが大切です。

参考文献