筆者資格:化粧品検定1級合格 (2019年12月)
スキンケア商品の裏の成分表って、読むことは難しいですよね。
でも、これを自分で少しでも読むことができるようになれば、
大量のスキンケアから自分に合ったものを探ことができるようになるかもしれません。
私が読んできたたくさんの美容本と、購入した商品を調べてまとめた結果なので、ここに載っていなくて重要な成分はないように作ったつもりです。
成分表とは
箱の裏などに書かれている、下の赤枠が「全成分表」です。

成分表をみるときのポイント
成分は、配合量が多い順番で書かれています。
保湿成分
セラミド
全保湿成分の中で、もっとも優秀だと数名の有識者が本に書いています。
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ヒト型セラミド
セラミド1(セラミドEOS)
セラミド2(セラミドNSまたはNG)
セラミド3(セラミドNP)
セラミド6Ⅱ(セラミドAP)
セラミド9(セラミドEOP)
セラミド10(セラミドNDS)
疑似セラミド
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
植物セラミド
米ヌカスフィンゴ糖脂質
ユズ果実エキス
天然セラミド
ビオセラミド
セレブロシド
αグルカンオリゴサッカリド
LG100。皮膚の常在菌の環境を整えてくれる成分です。
ヒアルロン酸
水分を抱え込んで保湿をします。
リピジュア
ヒアルロン酸の2倍の保湿力があります。
イソフラボン
コラーゲン
水分維持力が高いので、高い保湿力があります。
肌の弾力を保つ働きをする成分で、「しわ対策」とうたわれることがありますが、外からつけても分子量が大きくて、真皮までは吸収されません。
アミノ酸
角質細胞内にある天然保湿因子の一つで保湿力が高いです。さらさらした使用感です。
NMF
天然保湿因子とも呼ばれる、優秀な保湿成分です。
セラミドと似た働きをします。
スクワラン
もともと、肌に含まれるうるおい成分で、乾燥や紫外線から肌を守ります。
30代から急激に肌のスクワランは減るので、スキンケアで補います。
エラスチン
もともと、人間の体内にあるたんぱく質です。
皮膚では、コラーゲンと同様に真皮に存在し、肌の弾力において重要な役割を果たしています。
ヨーグルト液
ホホバ種子油
アルガンオイル
「アルガニアスピノサ核油」と書いてあることがあります。
樹の種子からとれる貴重なオイルです。
ビタミンと抗酸化物質が豊富で、肌にうるおいを与えます。
美白成分
アルブチン
シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。
トラネキサム酸
シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。
肌荒れを防ぎます。
コウジ酸
シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。
ハイドロキノン
シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。
ビタミンC誘導体(アルスルビン酸Na)
厚生労働省認可の医薬部外品有効成分。
シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。また新陳代謝をよくしてメラニンの排出を助けます。色素沈着の改善させます。
フェニルエチルレザルシノール
油溶性甘草エキス(グラブリジン)
植物性美白成分で、シミの元となるメラニンがつくられるのを抑制します。色素沈着を改善させます。
美容成分
フラーレン
老化の要因となる活性酸素を吸い取って除去する作用があります。
抗酸化力が高くて有名な成分である「ビタミンC」の125倍~250倍の抗酸化力があるということが試験データにより明らかになっているそうです。
コラーゲンの生成を促す作用は、プラセンタの800倍ともいわれる成分です。
メラニンの動きを抑え、シミにも効果的です。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
シミ予防で有名なビタミンC誘導体です。
油溶性ビタミンC誘導体で、肌への刺激が少ないです。
ビタミンC誘導体の中でもっとも安定持続性が高く、肌への刺激が少ない成分です。
ビタミンC誘導体
抗酸化作用が優秀です。
水に配合すると安定性が高まる成分です。
ニキビや美白、毛穴の引き締めなど、様々な効果があります。
シワたるみ対策成分
ナイアシン
ビタミンC
抗酸化力が高いです。
レチノール
しわ対策です。
EGF
やけどの治療で、肌の再生に使われることもある成分です。
2005年から化粧品にも配合されるようになりました。
ターンオーバーを整え、保湿や肌荒れ全般に効果があります。
FGF
もともと、人間の体内にあるたんぱく質です。
肌の奥まで浸透して、コラーゲン生成の促進に役立ちます。
防腐剤成分
フェノキシエタノール
パラベン
エタノール
和漢植物エキス
肌本来の力を回復する効果があります。
まとめ
たくさんある成分を覚える必要はないと思います。
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