日本化粧品検定1級 ・化粧品成分検定3級合格
IT企業で美容系のweb広告を担当
3児(7・4・1才)の母
一人目の産後に「宇津木式の肌断食」が流行っていました。
「なにもつけないことが肌にいいなんて最高!」と思い、半年くらい何もつけない期間がありました。
産後は美肌ホルモンのエストロゲンが減り、肌がスカスカになっているので、この時期に肌断食をするのは本当に失敗でした。
旦那にはいつも顔が疲れていると心配されていましたが、肌断食で肌が乾燥してくすんでいたからだと思います。
産後、肌断食をするとどうなる?
産後はホルモンの変化で肌が弱ることが科学的に証明されています。
産後、肌の「セラミド」が減少して乾燥している状態で「肌断食」をすると、肌が乾燥でボロボロになります。
よって産後は、最低限のスキンケアが必要です。
産後、肌断食をした体験談
2人目出産後、使っていたオールインワンがなくなって、新しいものを買う元気がなくてそのまま肌断食をしました。
肌断食が流行っていたし、なにもつけなくても肌がよみがえる?ってくらいの知識で始めました。
結果は、肌は本当にゴワゴワのガサガサで、笑うと目じりに深いしわができました。乾燥する冬に始めたのもよくありませんでした。
このとき自分の写真を見てショックを受け、真剣にスキンケアを探しはじめました。
その後、宇津木先生肌断食の本はもちろん、その他のいろいろな本を読んで、なぜ肌断食をして失敗したかがわかりました。
失敗の理由
産後は、美肌に重要なエストロゲンというホルモンが急激に減少し、セラミドが不足します。
その産後に、肌が乾燥してバリア機能が低下させる「肌断食」をしたからです。
肌断食を否定している本で、以下の一節があります。
「肌断食」をする理由は「スキンケアで肌が甘やかされてダメになっているので、やめると機能が向上する」からでしょうか?
でも、そもそも「肌が甘やかされる」という考え方は皮膚医学にありません。今使っている化粧品があっているなら、やめる必要はなし!
洗顔した後に何もつけないと肌が乾燥してバリア機能が低下し、トラブルの元です。ただし皮脂が出ているのにクリームなどで油分を与えすぎていると、長期的に皮脂腺の働きが弱まることも。油分を塗るときは注意しましょう。
ゆる美容 「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる 髙瀬 聡子
また、急にスキンケアを一切やめたこともよくなかったようです。
肌断食をする前は、ドクターシーラボを使用していました。
ドクターシーラボはたくさんの美容成分が入ったお値段も高めなオールインワンです。
保湿力が抑えめなスキンケアに変えるなど、徐々にダウンする必要があると、「かずのすけ」さんが著書で書かれていました。
「肌断食」は理論上は間違っていません。肌は自ら水分や油分を分泌しており、それを洗顔で奪って化粧品で補うというのは本来おかしなことです。とはいえ、メイクをしますし、紫外線防止のために日焼け止めやパウダーは塗るべきです。そうなるとクレンジングや洗顔をしないのは困難で、必要最小限の良質な保湿剤を使って、角質の働きをサポートするのは必要なことです。
例えば毎日ガンガン洗顔している人は、肌が脱脂された分を補おうとして、皮脂を多く分泌します。こうした肌の習慣は、スキンケアを変えてもすぐには変化しません。急に洗顔をやめても、皮脂の多さは相変わらずなのでニキビができます。万全に保湿してきた人が、急に保湿断ちをすれば乾燥します。洗浄力や保湿力は徐々にダウンを!
オトナ女子のための美肌図鑑
産後、手抜きで美肌を目指すには
産後の肌を、一番ラクに綺麗にするには、セラミドが配合された品質の高いオールインワンを使うことが大切です。
産後に美肌ホルモンである「エストロゲン」が減ると、肌はセラミド不足を起こします。
ですので、セラミドが配合されていて、産後の肌に刺激のないオールインワンを選ぶことが一番の近道になります。
私が試した中で、一番オススメできるのが、「リダーマラボ」というオールインワンです。
質の高いセラミド配合、それ以外の成分も優秀で、容器がポンプ式なのに真空で劣化しないという、私の中でベストな商品でした。
産後のスキンケア結論
肌断食は賛否両論ありますが、産後で肌が弱っているときは、肌断食はお勧めしません。
挑戦したい人は、産後1年以上たって、肌トラブルのない状態で、乾燥する季節を避けて試してみるといいのかもしれません。
産後は、肌を整えてくれる最適なオールインワンを使って、手軽に肌を保つのがおすすめです。